今、預金金利が低すぎて、配当金が高い株式が注目されているみたい。
でも・・・
配当株を買うにしても「何を選んだらいいか」わかんないや。
今日は、配当株式を買う際のポイント3つを解説しましょう。
ポイントを参考にして、優良株を買いましょう。
2020年9月時点で日本の金利は、ほぼ付かない状態にあります。
普通預金では、1000万円を預けていても1年で受け取れる金利は、100円(税引後約80円)です。
そんな中NISAの普及で、初心者で配当株を検討している方も年々増えてきてます。
東京証券取引所で1部に上場している会社の配当利回りの平均は約2.4%となっていて、NTT等の超優良企業でも3%を超える配当金を出しています。
ボーナスの一部で株式を買った方が、リスクはありますがいいかもしれません。
今日は、「配当株を買う前にこれだけは知っておきたいポイント3選」として
銘柄を選ぶ際の参考となる情報をお伝えします。
配当とは?
配当とは?
株主に対して会社が出した利益の一部を現金で還元するお金のことです。
日本の場合は、1年に1回か2回配当を還元する会社が多いです。
株主に対して、事業で儲かったお金をお礼として出しているイメージです。
後ほど説明しますが、日本独自の株主還元として株主優待という制度もあります。
配当&優待が個人投資家にとって株主になる大きなメリットです。
ここから「どんな会社がいいのか?」比較する際のポイント3点をそれぞれご紹介します。
ポイント①「予想配当利回り」
配当利回りとは?
年間予想配当金 ÷ 株価 =予想配当利回り
株を買う際に、今の値段で買ったら1年間で何%くらい配当金をもらえるかを示す指標。
例えば、A社の株価が1000円で1年間でもらえる配当金(会社予想)が30円と公表されているとします。
計算式に当てはめると、「30円÷1000円=3%」
予想配当金利回りは3%になります。
この指標は、これから投資する先が何%くらいお金をくれるのか?比較する際によく使います。
- A社 株価 5000円 配当金200円
- B社 株価 1000円 配当金30円
- C社 株価 1200円 配当金84円
3社で一番配当をもらえる会社に投資しようと思った時に予想配当利回りで比較します。
- A社 予想配当利回り4% (200÷5000)
- B社 予想配当利回り3% (30÷1000)
- C社 予想配当利回り7% (84÷1200)
C社なら、100万円分投資をして1年間で7万(税引き前)現金をくれるので一番いいですね。
株価と配当金がバラバラでも、配当利回りを計算すればどこの会社が一番配当が高いのか比較できます。
ヤフーファイナンスを参照するといいでしょう。
ポイント②「配当性向」
配当性向とは?
当期純利益に占める年間の配当金の割合を示す指標。株主への「利益還元率」を示している。
例えば、今年1年で会社が儲かった利益が100億円だったとします。
そのうち、30億を配当として株主に還元します。
この場合、配当性向が30%となります。
配当性向が高い会社は、1年で儲けた利益をたくさん株主に還元しているという事です。
問題点は、会社の手元に置く資金(=内部留保)が少なくなります。将来、会社規模拡大するために設備投資をしようとした時に使える資金の余裕が少なくなってしまいます。
単純に配当利回りが高い会社が良い投資先ではありません。
配当性向が高い点と今後の会社の業績を合わせて考えなければ、本当にいい投資はできません。
配当性向とどんな点に注目すればいいのか解説します。
2パターンあります。
- 配当性向が高い会社で利益が安定している。
- 配当性向が低くても利益が増え続けている会社
配当性向は、利益が多く出た分株主への還元金額も多くなります。
つまり今後も利益が安定しているか、今後利益が毎年増えるように成長しそうかをチェックする必要があります。
配当利回りが高くても利益が減って厳しい会社ではいずれ配当金が減らされて損してしまいます。
「配当性向+今後の業績」をセットでチェックして高配当株式を探してみましょう。
ポイント③「株主優待」
株主優待とは?
株主に対し、保有株式数に応じて自社の製品やサービスなどを提供すること。
上場企業3800社の内、約1500社が導入しています。
株式を保有していると「配当金+株主優待」がもらえる会社があります。
保有期間が長いともらえる商品がよくなる場合もあります。おおよそ3年が多い印象ですね。
株主優待の一例としてこんなものがあります。
会社ごとに優待内容が異なります。自分の好きな優待を選んでみましょう。
あとがき
今回は、株式を買う際にもらえる配当金や株主優待の特集をしました。
ただ単純に高配当株を買えば言い訳ではないという事が伝えたいです。
配当利回りが高くても投資した元本が減って損しては意味がありません。
「高配当・配当性向・業績」をまず軸にして企業を選びましょう。
株主優待はおまけとしてみていいと個人的には思います。
少しでも投資金額を増やしながら、持っている間に配当や優待を受け取れる会社を発掘してください。
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